プライバシー
【ざっくり説明すると…】
→プライバシーの権利とは
“私生活の内容を勝手にバラされない権利”
→プライバシー侵害といえるためには
3つの要件がある
→表現の自由と
対立することが多いです…
先日、Twitterで
このようなご質問を頂戴しました。
プライバシー侵害という問題は
誰にでも起こる可能性があると思いますので
今回はこのプライバシーの権利について
わかりやすい言葉で
噛み砕いて説明したいと思います。
「プライバシー」という言葉は
普段の生活で耳にしますし
なんとなくイメージもつくから
説明は不要かなと思うのですが、
念のためお話しします。
「プライバシー」の権利とは
“私生活の内容を
勝手にバラされない権利”
(≒自分に関する情報を
コントロールする権利)
といわれています。
ということは
こういったプライベートな情報を
覗き見されて
それを他人に
バラされてしまったときに
「プライバシー侵害だ!」
と主張できるんですね。
裁判においても、
何でもかんでも
プライバシー侵害に
なるわけじゃなくて、
(1)プライバシー情報といえるか
(2)まだ公開していない情報といえるか
(3)公開されたことで
ショックを受ける内容といえるか
この3つの条件を
クリアする必要があります。
Twitterのご質問内容で
考えていくと、
「同棲している恋人がいる」
という情報は、
世間はわからない
私生活の情報ですので、
(1)はクリアです。
(2)も、
10人しか閲覧できない
非公開アカウントなので、
非公開情報と考えていいと思います。
あとは(3)ですが、
どんな言葉で、
どの程度まで具体的に
書かれたのかにもよると思います。
あとは、ホストというお仕事上、
「恋人がいる」という情報が
出回ることによって、
どれだけ不利益になるか
というところも
ご相談内容の
特殊性なのかなと思いました。
どういうときに
プライバシー侵害になるのか
ご説明させていただきました。
プライバシーの権利と
よく対立するのが
「表現の自由」ってやつですね
いつか表現の自由に関しても
噛み砕いて解説していきたいと
考えています。
なるべく難しい言葉を
使わないようにと心掛けるがあまり
逆にわかりにくくなって
しまったかもしれません。
また 専門家の方、
法律の勉強をされている方にとっては
あまりに稚拙で言葉足らずで
説明不足であることも
重々承知しております。
ただ、このブログのコンセプトは
まったく法律を知らない方にとって
少しでも興味を持っていただく
きっかけになればと思い
始めたものですので
どうかご容赦いただけばと思います。
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