発信者情報開示請求
【ざっくり説明すると…】
→犯人を特定するためには
IPアドレスが必要
→インターネットサービス会社に対して
ゲットしたIPアドレスを示して
犯人を教えてもらう
→ただ、裁判所からの命令がないと
基本的には教えてくれないんです…
「このパソコンは
IPアドレス○○○○○○だよ」
「あのケータイは
IPアドレス××××××だよ」
的な感じですね。
皆さんが使っている
ケータイ・パソコンの中で
どれが自社のインターネット回線と繋がっているのか
わかっています。
つまり、
インターネットサービス会社は
IPアドレス情報を持っているんです。
さらに、インターネットサービス会社は、
そりゃそうですよね
契約しないとインターネットを利用できませんからね。
となると
犯人を特定するためには
【手順①】で
IPアドレスをゲットしたあと、
【手順②】で
インターネットサービス会社に対して
「このIPアドレス△△△△△△のケータイ・パソコンを
使っている人が誰なのか、教えてください!」
とお願いするワケですね。
これにより
ようやく、ようやく
犯人が特定できるわけです。
ただ、インターネットサービス会社は
そんな簡単に
犯人の情報を教えてくれるわけではありません。
というのも
「プロバイダ責任制限法」という法律が
ちゃんとあって
教えてくれる場合が限られているんですね。
さらに、
インターネットサービス会社は
警察から捜査の協力をお願いされた場合や
裁判所からの命令を受けた場合じゃないと
基本的には教えてくれないのが現状です。
ですので、
警察が動いてくれない場合、
裁判所に書類を出して
OKをもらう必要があります。
しかも、そのIPアドレス情報は
3ヶ月くらいで消されちゃうことが多いです。
ですので、
裁判所に大急ぎで
書類を出さないと
犯人が特定できなくなっちゃいます。。。
このように、
犯人を特定するためには
たくさんの時間をかけて
たくさんの面倒な手続をやる必要があります
しかもメチャクチャ大急ぎで。
それでも犯人を捕まえたいかどうか
犯人に対して弁償をしてもらいたいかどうかは
慎重に考える必要があるかもしれません。
ご理解いただけましたでしょうか。
なるべく難しい言葉を
使わないようにと心掛けるがあまり
逆にわかりにくくなって
しまったかもしれません。
また 専門家の方、
法律の勉強をされている方にとっては
あまりに稚拙で言葉足らずで
説明不足であることも
重々承知しております。
ただ、このブログのコンセプトは
まったく法律を知らない方にとって
少しでも興味を持っていただく
きっかけになればと思い
始めたものですので
どうかご容赦いただけばと思います。
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