所有権放棄

前回の続きです。


 リサイクルショップで お店の人が買取査定をしたが、 お客さんがお店に来てくれない場合 どのように 対処したらいいでしょうか。


 “他人の物を丁寧に扱う責任 ”がある お店側としては やはりお客さんに商品を 宅配便などで返してしまうのが 一番トラブルが起きないと思います。 


 ですので 買取査定のために 商品を預かった場合には 本人確認のために免許証などを コピーしていると思いますので 記載住所に返送しちゃうのも (面倒ですが)アリかなと思います。


 あとは、多少強引ですが 買取査定前に 事前に書面を用意しておいて たとえば、 「査定後にお店側が電話しても 3ヶ月以内に来店しなかったり 連絡をしない場合、 品物の所有権を 放棄したものとして、 お店側が処分しても クレームを言いません。」 という内容を記載し 事前に お客さんのサインをもらっておく とかでしょうか。


 強引ではありますが 何も対策をしないよりは マシだと思います 

 気を付けなければいけないのは 3ヶ月間など、保管期間にある程度 余裕を持っておくことと、 「そんな説明なんて 聞いていない!」と クレームを言われないよう サインをもらう際に ちゃんと口で説明しておくことが 大切だと思います。


 以上、 何度もお伝えしますが 所有権を放棄させるというのは 多少、強引なやり方ですので お客さんもちゃんと納得いく形で 手続を進めていただけると トラブルが起きにくいと思います。 


 なるべく難しい言葉を 使わないようにと心掛けるがあまり 逆にわかりにくく なってしまったかもしれません。


 また 専門家の方、 法律の勉強をされている方にとっては あまりに稚拙で 言葉足らずで 説明不足であることも 重々承知しております。 


 ただ、本ブログのコンセプトは まったく法律を知らない方にとって 少しでも興味を持っていただく きっかけになればと思い 始めたものですので どうかご容赦いただけばと思います。

Lawyer Takahiro Kitagawa

弁 護 士 北 川 貴 啓