パワハラ
先日、テレビ番組で レスリング競技の パワハラ疑惑について 僭越ながら 解説させていただきました。
まだ情報がすべて明確に なったわけではありませんので 会社などで行われる パワハラの 一般的な考え方について わかりやすい言葉で 噛み砕いて説明したいと思います。
パワハラは パワーハラスメントの略です
どういう意味かというと (1)会社などで 上の立場の人が 下の立場の人に対して (2)仕事の適切な範囲を超えて (3)心や体にダメージを与えたり 会社の雰囲気を悪くさせる行為 のことをいいます。
このパワハラという言葉、 最近はよく聞きますが どこまでがパワハラで どこまでがパワハラじゃないのか、 よくわからないですよね。
裁判などでも ケースバイケースで 判断されているので 明確な基準は なかなか決められません。
加害者と被害者の関係性や 行為の具体的な内容 回数や場所など色々な要素から 「それは普通に考えて いくらなんでもやりすぎだろ!」 と評価されるものが パワハラとなり 慰謝料などの支払を しなければならないことになります。
もしパワハラと判断された場合 被害者にお金を 支払わなければいけないのは 直接パワハラをした 上司の人だけではありません。
働いている会社にも “職場の雰囲気を ちゃんと調整する義務” というものがありますので、 それができていなかった 会社に対しても 損害賠償を請求することができます。
今回のレスリング競技の パワハラ疑惑も 何がパワハラで 何がパワハラじゃないのか 判断が非常に 難しいものだったと思います。
そして、 まだ情報が 明らかになっていませんので よくわかりませんが 一部報道では 大学レスリング関係者が 有望な学生にお金渡して 自分の大学に 入学してくれるよう 働きかけをしていた、というのです。
このような お金を渡す行為について 法律で明確に決められたルールは 私が調べる限りでは ありませんでした (もしあったら どなたか教えてください)。
ですので、大学レスリング関係者が 学生にお金を渡すことが 直ちに問題なるということは おそらくないと思います。
しかし、たとえば 大学に自主的なルールがあったり 学生レスリング連盟のような機関が 勧誘するのを禁止していた場合などは 大学レスリング関係者の お金を渡す行為は 不法行為(ダメな行為)となる 可能性があります。
今回のパワハラ疑惑は
これで幕引き、ということは
ないと思いますので
またご縁がありましたら
このブログで
解説していきたいと思います。
0コメント